国立小学校受験を検討している方の多くは「わかぎり21」をご存知なのではないでしょうか。
東京都の国立小学校6校に入学する518名の中のほぼ半数が本校の塾生であることから、国立小学校受験をする方であればほとんどの人が知っているのではないでしょうか。
今回は、1年間で小学校受験対策をして国立校への合格を目指す我が家が、「わかぎり21」の「国立小対策クラス」に参加した体験記を記します。
わかぎり21「国立小対策クラス」とは
圧倒的な合格実績
圧倒的な合格実績を誇る国立小対策クラスです。
都内の国立校に合格する生徒は6校で518名であり、その半数が近くがわかぎり21の塾生であることから、その凄さが分かると思います。
コースの特徴
このクラスでは、国立小学校の過去5年間の入試内容を徹底分析し、国立小学校合格に直接結びつく、無駄のない指導を展開するとともに、それぞれの小学校が求めるバランスよく発達したお子さんを育てていくための課題を毎回保護者の皆さまにお伝えしていきます。特にご家庭で練習のしづらい「自己発信」「運動」「絵画制作」の面に力を入れ、学力対策については授業でポイントを教え、毎回お出しする家庭学習用プリントで定着を図って参ります。国立に強い幼児教室として評価をいただいているわかぎり21が自信をもって開講する国立小学校対策クラスで国立入試を突破できる実力を身に付けてください。
http://www.wakagiri.com/nenntyoukokuritu/nenntyoukokuritu.html
コース内容
子供の授業
12月にプレ体験(実質的な入塾審査)
1月から11月まで月3回の授業が行われます。
8月までが前期で「小学校受験の基礎力養成期」70分
9月以降が後期で「志望校別の受験対策期」80分
なお、夏季講習や合宿を任意で参加することができますが、受験対策の学習は通常授業だけで完結するように組まれています。
親の授業
子供の授業と並行して、毎回親に対しても授業内容の説明や国立受験の最新情報に関する授業がして行われます。月に一度吉田校長の講座があるそうです。
授業料
入会金33,000円
前期:26,180円
後期:31,350円
わかぎり21「国立小対策クラス」の入塾審査体験記
国立小学校受験を検討している我が家もプレ体験(入塾審査)に参加してみようと思い、わかぎり21の門を叩いてみました。以下では、その体験記を記載します。
申込
ネットでわかぎり21のウェブサイトから申し込むことができました。
我が家は1週間前にギリギリセーフで申し込むことができました。その時点で残りの枠は僅かだったようですので、安全を期して2週間前には申し込んだ方が良いと思います。
料金
6,000円
事前準備
持ち物
クーピー(12色)・鉛筆(2B)・スティックのり・はさみ・セロテープ・上履き
服装
服装の指定はなかったのですが、白いポロシャツと紺色のベスト、紺色のキュロットとタイツというオーソドックスな格好で会場に向かいました。
多くの方が同じような格好をしていましたが、中には普段着に近い柄付きのワンピースで来ている方もいましたので、ドレスコードは私立受験ほどは意識しなくてもいいかもしれません。
お金
6,000円。
封筒に入れて持参してください。本来はピン札が良いのですが、会場では袋から出した状態でお金を渡したので気にしなくても良いかもしれません。
当日の流れ
会場には30分前から入ることができるとの事前案内がありましたので、入り口が混み合わないように20分前に会場につきました。池袋駅の地下通路を通ってC2出口から出て1分程でついたため、冬の寒さをほとんど感じずに会場に入ることができました。
会場は5階でしたのでエレベーターで行こうかとも思いましたが、並んでいる人もいたため階段で5階まで上ることにしました。
会場に着くと、まずは受付で6,000円を払いましました。
机とは別に親が座る椅子が用意されていたため、そちらで上着を脱いで靴を履き替えました。外靴でも問題ないそうですが、多くの方が履き替えていたように記憶しています。
その後、トイレに行きました(授業中にトイレに行っていたお子さんが多数見受けられましたので、なるべく時間に余裕を持って到着してトイレを済ませることをお勧めします)。
一通り準備が済んだ段階で子供を机に移動させました。子供は机にいくと椅子にかけてあったゼッケンを着ていました。番号が記載されており、行動観察等で評価をつけるのに用いるようです。
親は一つ上の6階の会場で国立小学校受験の基本情報や受験にあたっての心構えについて説明を受けました。講義から学んだことはいずれ投稿しようと思います。
審査の内容
内容については塾の著作権等もあるので詳細にはお伝えできませんが、概要と子供が様子を交えてお伝えしますので。
ペーパー学習
内容
6題からなるペーパー学習をしました。いずれもテスト形式で、先生の指示を聞きながら回答していったようです。
・左側の4×4の升目に記載された○×△□の図形を、右側の升目に模写する問題
・左側の4×4の升目に記載されたリンゴ、バナナ、サクランボを、右側の升目にそれぞれ○△×に変換して模写する問題
・点図形
・図形の回転問題(右回転と左回転)
・左側の図形(大きな△)を作るのに必要のない、右側の図形の選択(4つのうちから一つ選択)
・季節の問題
子供の様子
回転図形の問題(左回転と右回転)のうち一題ができていませんでした。また、季節の問題は問題の意味が分からなかったようで、無回答になっていました。先生の言っている意味がよく理解できなかったようでした。先生の指示を聞く力というのは訓練が必要だと感じました。
制作
内容
紙を工作して雪だるまを作りました。
使用する道具
ハサミ・スティックのり・クーピー・セロハンテープ
材料
白い紙一枚、色の付いている小さな紙一枚、ひも一本、磁石1個
作成手順
- 白い紙を2枚の所定の大きさに切断
- 雪だるまの顔や手を描く
- 磁石を紙にセロテープで貼り付ける
- 2枚の紙を丸めてのり付けし、それを上下にのりで重ねます固着させる
- 帽子用の紙を点線に沿って山折して、頭にノリで固着させる
- 最後に、上の筒の中に紐を通して片結びをします。
子供の反応
子供は工作は好きなので楽しんで作業をしていたようです。ただ、紐を結ぶ練習をしたことがなかったので先生に手伝ってもらったそうで、この点は後にいただいた成績表では評価が下がっていました(C)。
運動
内容
サークルの中で片足立を5秒程度したのちに、5m程けんぱをしました。
子供の様子
子供は片足立ちで少しよろけましたが、なんとか持ち直していました。
けんぱについては体操教室でケンケンパの練習をしたことがあったので、問題なくできましたが、かかとは浮かしていないといけないそうで減点されていました。
行動観察
内容
ジャンケンゲームをしました。
まずは先生から一人5枚ずつのカードをもらいます。その後、くるくると縁を描くように歩き始め、先生が手を叩いたたら近くの友達とジャンケンをします。負けた人が買った人にカードをあげるというゲームでした。
ジャンケンをする友達を上手に見つけたり、ジャンケンのタイミングを合わせたり(最初はグー)、声を出して相手にカードをあげたり(「ありがとう」、「どうぞ」)といった点が評価されるそうで、難易度が高いように感じました。これを4回繰り返しました。
最後に、カードの枚数を数えて、先生が数を言うので、当てはまる枚数で挙手をしました。
子供の様子
子供はこうした行動観察は初めての経験だったのですが、思いの外、上手にできていたように思いました。
負けず嫌いな性格からか、家ではじゃんけんに負けると不機嫌になってしまうのですが、ゲームの中では運良く4回中3回勝ったようで上機嫌でした。最後の挙手では3勝1敗なので6枚かと思っていたのですが、誰かがカードを4枚くれたようで合計9枚となり、ジャンケンチャンピオンに選ばれて嬉しそうにしていました。
結果
制作には少し苦戦していたようでした。おそらく、塾の授業を受けるのが初めてであったため緊張していたことと、純粋にやったことのない課題(かた結び)が出たためにできなかったことが原因だと思います。お受験に向けて場慣れが大事なのだと感じました。
運動は上手にできていました。ケンパについては“かかと“をついてしまっていたので減点されてしまいましたが、リズミカルに上手にこなしていたと思います。
行動観察はとても楽しそうにこなしていました。
塾の授業を受けるのが初めての体験だったので、行動観察がきちんとできるのか親としては心配していました。
私自身も小学校受験の行動観察で子供達の評価をしていた経験があるので、行動観察を楽しんで積極的にできるかはトレーニングというよりも子供の性格によるところが大きいことを知っていました。そのため、楽しそうにジャンケンゲームをこなしている子供の姿にたくましさを感じました。
以上が、「【お受験体験記】圧倒の合格実績!わかぎり21の「国立小対策クラス」の入塾審査の体験記!」になります。
これからも「国立小学校受験」に関する情報や学習経過を報告していく予定ですので、よかったらブックマークお願いします!
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